琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: 琉球大学所蔵 琉球・沖縄関係資料 vol. 1

南島紀事 下 - 翻刻

南島紀事 下 - ページ 32

ページ: 32

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詠進す《割書:宜野湾朝保カ幸逢太平代ノ制二応シテ|古の人はまさりてうれしきと此大御代》 《割書:に逢へるなりけり其他|詠スル所ノ歌尚ホ多シ》二十日琉球藩内融通の 為め通用金銀貨及紙幣取交せ三万円を下賜せ らる廿二日天長節に当り在京琉使も奏任官の 格を以参朝を許さる《割書:使臣滞留中日記ニ依レハ|三使共下賜ノ冠服着用参》 《割書:朝殊典ヲ以華族ノ序|ニ被列云々トアリ》二十八日嘗て琉球米仏蘭 三国と各取結ひたる条約並に交際の事務等都 て外務省に於て管理する旨を達せらる《割書:琉球此|回ノ冊》 《割書:封等ニ付テハ西洋各国公使ヘモ外務卿ヨリ通|牒セリ是ニ於テ米国「シーイーデロング」ヨリ外》 《割書:務卿ヘ問合ノ略ニ曰琉球ハ日本帝国ノ一部分|ト相成候就テハ先年取結ヒタル諸条目を貴政》 《割書:府ニテ維持セラルヽヤ云々ト外務卿之ニ答ヘ|テ曰同藩ハ数百年前ヨリ我国ノ付属ニ有之此》 《割書:度改テ内藩ニ定ムルマテニテ申越サレタル如|ク我帝国ノ一部分ナリ故ニ貴国ト琉球トノ間》 《割書:ニ取極メタル規約ノ趣ハ当政府ニ|テ維持スルハ勿論ノ儀ナリ云々》二十九日尚 泰を以て准一等官とし東京府下飯田町に邸宅 一区を賜ふ十月二日使臣東京を発し藩に還る 十月十三日外務省六等出仕伊地知貞馨琉球藩 在勤を命せられ戸籍寮七等出仕根本茂樹貞馨 と同行出張の命あり且藩政上に就き委任せら るゝ件あり尋て両人東京を発し鹿児島に至り 先つ該地滞在の藩吏に達して曰従来鹿児島へ