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向有恒賛議官向維新を遣し入貢す不図も藩王
華族並に一等官の顕爵を賜ふ
天恩至渥恐感の至りに勝へす爰に表疏を具し
謹て謝恩の礼を修む伏して奏聞を請ふ明治六
年三月廿八日琉球藩王尚泰謹奏すと又別箋に
曰く謹て白す尚泰向に正使尚健副使向有恒賛
議官向維新を遣し入貢す不図も数種の重品大
金及ひ東京府下へ邸宅等下し賜り寡妾へも珍
品を下され尚健等も
天顔を拝し陪従の者に至り寵恩を蒙るの由奉
承し
天恩至渥恐縮の至りに勝へす爰に表疏を具し
謝恩の礼を修む伏して奏聞を請ふと《割書:月日署|名同上》又
皇后宮に上る其書に曰く謹て白す尚泰向に正
使尚健副使向有恒賛議官向維新を遣し
皇后へ献貢す辱くも尚泰及ひ寡妾へ数種の重
品を下し賜は且り尚健等も
聖顔を拝し 寵恩を蒙るの由委曲奉承し恐縮
の至りに勝へす爰に表疏を具し謹て謝恩の礼
を修む伏して奏聞を請ふと《割書:月日署|名同上》五月尚泰藩