琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: 琉球大学所蔵 琉球・沖縄関係資料 vol. 1

南島紀事 下 - 翻刻

南島紀事 下 - ページ 9

ページ: 9

翻刻

け貢船の帰るを報す是歳島津光久其臣伊地知 知重に命し兵を率ゐ往て八重山島を成らしむ 外寇に備ふるなり《割書:明年|罷む》 慶安元年尚豊の第四子思徳金立つ之を尚質王 と為す二年六月清主福州の軍門に命し琉人の 明に留まるもの照屋牧志等五人を送り回らし む《割書:明ニ留マルモノ六十一人其内賊害ニ逢フモノ|二十八人病没スルモノ二十三人脇通事ナル》 《割書:モノ五人猶彼ノ地ニ|アリ余詳カナラス》九月尚質具志川王子《割書:尚|亨》を 江戸に遣し襲封の恩を謝す亦日光に詣す是月 通事謝必振清主の勅書及賜物を齎らして琉球 に至る尚質之を受け梁翰をして護送せしむ初 め尚質其臣周国盛等を清国に遣し冊封を請ふ 途にして謝必振勅書を齎らし至るに会ふ是に 於て国盛梁翰と倶に北京に入る《割書:四年清主諭シ|テ前朝ノ勅印》 《割書:ヲ繳還|セシム》是歳明の皇族魯王舟山に在り人を琉球 に遣して好を修め且价して書を本邦に贈り兵 器を仮んことを請ふ尚質応せす三年尚質摂政 金武王子朝貞三司官大里良安宜野湾正成国頭 重仍大嶺象賢等に命し博古の旧僚を会し和文 を以て国史を編修せしむ題して中山世鑑と曰