翻刻
官(つかさ)どり凝滞(きやうたい)なく穏(をたやか)を主(しう)とし
自然(しぜん)と正直(しようじき)にして長寿(ちゆうじゆ)する
こと疑(うたが)ひなし
哥に
不孝なる道は糸よりほそからん
世にひろかりし孝の道かな
○平日(へいじつ)老若(らうにやく)男女(なんによ)小児(しように)に至(いた)るまで
死活(しくは)陽灸(きう)怠(おこたら)ざる時(とき)は是(これ)迄(まで)の
体中(たいちう)に有之 濁気(あしき)を散(さん)じ陽(やう)
灸(くは)を以 一体(いつたい)清涼(せいりう)ならしむ故(ゆへ)に
気(き)血(けつ)水(すい)の経絡(けいらく)順還(じゆんくはん)して悉(こと〴〵)く
清(きよ)く心気(しんき)少しも凝滞(きやうたい)する事
なし又 胎内(たいない)の子(こ)其(その)清気(せいき)を受(うけ)
得(え)て出生(しゆつせう)するゆへ聊(いささか)煩(わつらひ)の質(しつ)