翻刻
主(つかさ)とし其(その)外(ほか)口伝(くでん)もの皆(みな)病(やまい)
なり
哥に
まるき世にかどをたつるは
病身そ無病な人に方角(ほうがく)はなし
且(かつ)死活(しくはつ)の陽(よう)灸(くは)万病(まんひやう)を磨(みがく)事(こと)
疑(うたが)ひなしといへどもその病(やまい)に
より手後(ておくれ)は療治(りやうじ)不届(とどかず)極(ごく)老衰(らうすい)
療(りやう)するに不及(およはず)譬(たとへ)は木(き)の朽(くち)た
るに似(に)たり又諸木といへども
病(やまい)の気(き)を持(もち)自然(しぜん)と枯(かれ)気(き)を持(もつ)
ときは陽灸(ようくわ)の療(りやう)するに於(おゐ)ては
猶(なほ)又 清木(せいき)となり亦(また)小犬(ちん)猫(ねこ)の病(やまい)
も陽灸(ようくは)にて治(じ)す皆(みな)陰陽(いんよう)の性(せい)