翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

(秘法日用)養生訓 - 翻刻

(秘法日用)養生訓 - ページ 17

ページ: 17

翻刻

 にてたとへは小天地(しやうてんち)の如なり又  譬(たとへ) 晴天(せいてん)の日中(にちちう)に水(みづ) 空気(くうき)に  有(ある)といへども眼(め)に見(み)へずその道(どう)  具(ぐ)にては空(くう)水(すい)を取(と)るといへりたとへ  精液(じんすい)も目にみえず然(しか)れ共(とも)取(とる)道(みち)に  して取(とる)事(こと)とれり皆(みな)万物(ばんもつ)水(すい)火(くわ)の  為(ため)に生(せう)ずる者(もの)なり ○大家(たいけ)或(あるひ)は市中(しちう)の富家(ふつか)のものに  かならず子胤(こたね)なきも数多(あまた)あり又  適(たま〳〵)有と雖(いへども)早生(そうせ)若年(ぢやくねん)にして空(むな)  しく成(なる)者(もの)あり実(じつ)男子(なんし)有(あり)とい  へと他(た)へ出(いだ)し他の子を相続(そうぞく)に  致(いた)し不順(ふじゆん)なる事 常々(つね〳〵)の身持  不仕堕落(ふしだら)にて酒色(しゆしき)をすごし