翻刻
おひて父母(ふぼ)清健(せいけん)養生(ようせう)灸治(きうじ)
不怠(おこたらざる)ときは精気(じんせい)もきよく
調補(ちやうぼ)するなり又 閨交(けいこう)して子(こ)
胤(と)なり臨月(りんげつ)におよびて出生(しゆつせう)する
其(その)子(こ) 亦(また) 清凉(せいりう)なり生長の後(のち) 其(その)
性(しやう) 正(たゞ)しうけれは必(かならず)其 親(をや)の教諭(きようゆ)
を守(まも)りて孝行(こう〳〵)にあるべし
また主君(しゆくん)に仕(つか)ゆる時(とき)はかならず
忠烈(ちうれつ)も有へき事なり先(まづ) 子(こ)な
きは先祖(せんぞ)へ対(たひ)し不孝(ふこう)となり
或(あるひ)は又 主(しう) 有(ある)ものは其 君(きみ)の恩(おん)を
報(ほう)ずるの世継(よつぎ)なきは自然(しぜん)の不(ふ)
忠(ちう)なるべし併(しかし) 養(やしな)ひ子(こ)をもつて
継続(けいぞく)する事有といへど血統(けつとう)に