翻刻
相応(そうおう)の栄曜(えいやう)【燿とあるところ】に持崩(もちくづ)し或(あるひ)は家業(かぎやう)
其(その) 職(しよく) 其 商(あきなひ) 例(むき) 利潤(りじゆん)の理外(りくはい)に利欲(りよく)
を得(ゑ)んと各(おの〳〵) 心気(しんき)を苦(くるし)め朝夕(あけくれ) 商(せう)
謀(ぼう)の意(こゝろ) 《振り仮名:無_二止時_一|やむときなく》 需(もとめ)て己(おのれ)と心意(しんい)を
痛(いた)め其為(そのため)に存外(そんぐはい)の病苦(びやうく)を発(はつ)
し定命(じようめい)をも又 縮(ちゞ)め果(はて)る人も有
べし又 父母(ふぼ)に字(あざな) 疾毒(しつどく) 多(おほ)けれは
其子父母に准(じゆん)ずる又 譬(たとへ) 胎内(たいない)に
止(とゝま)る時々(じ〳〵)不時季(ふじこう)によりて千変(せんべん)
万化(ばんくは)の病(やまひ)となる是 父母(ふぼ)の同寝(とうしん)
不時季(ふじこう)を禁(いむ) 事子々 孫々(そん〳〵)まで
清(きよ)き万物の長たりとなり
〇 当時(とうじ) 一生(いつしやう) 無(む)病 賢固(けんご)にして命終(めいじゆう)
する人 稀(まれ)なり病は各(おの〳〵) 平日(へいぢつ) 養(やう)