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コレクション: 漂流記コレクション

波丹国漂流人覚書 - 翻刻

波丹国漂流人覚書 - ページ 13

ページ: 13

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我々乗候船荷物迄うばい取むたいニ三年之内遣れ 申候此度我々共自身ニ船を作是迄参り候と物語り 致候得ハ南京之衆中之由ニ而此者達申候ハ船作りやう 日本船ニハ無之と尋られ候故御尤ニ候先刻申上候通 波丹之木ニ而私共作り候得ハ如斯に候と申候得ハ得心 致シ皆々いたわり被下候南京の人先是をと米五升 程被呉候三年振ニ而米と言物を見申候三里程漕き 南江着候得ハ殊之外能湊御座候故此所何と申候所と 尋候得ハ南京と申候其所ニ船掛りおり申候南京人 呉被申候品々覚  一米七升程     一やりん壱 日本とハ形違申候  一塩魚弐十計    一塩から口五升  一杉板弐枚《割書:是ハ船積候節|取付候用意也》一竹之子漬少々  一薪壱把      一方角磁石針弐本  一菜漬少々     一木綿着物六ツ  一ききとう壱把 是ハからけ候所候ハヽ遣ひ候様ニとの事也  一縫針五本     一糸少々  一長崎迄渡り海上差図之絵図 右之如く念頃に致候事偏ニ太神宮之御影又者 御上之御威光かゝる異国之末迄も御神力之程難有