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コレクション: 漂流記コレクション

波丹国漂流人覚書 - 翻刻

波丹国漂流人覚書 - ページ 8

ページ: 8

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谷江 投(ナゲ)込殺し候と申候浅間敷事限り無候我々共常 々物語りに日本にハ金銀沢山ニ有真鍮銅鉄のことき 何程も有之候進せ度物と語り我々か内にも大分有之 候といつはり候へハ波丹之者共あどけなく日本之子供 同前にて此度之流船さへ鉄銅多く候得ハ偽□有 間敷と申候能々金銀銭なと大切成事ハ波丹之 内ニ大将之女房ニ続き候女房弐人程銭壱文ツヽ細き 縄へ通し首にかけ被居候常にハ掛不申何そ祝儀事 □外へ出申候時にかけ申候如此の事故島之内へ申聞候我々 日本へ被遣候ハヽ鉄銅沢山に取参り進上申候半と主人 どもをたらし候得ハ島之者申候ハ船ハ如何と申候故斧御座 候得ハ作り可申と答申候此所鉄類無之 斧(ヲノ)などハ見候者も 無之由ニ付初め上り候所に我等か持来り候 斧(ヲノ)と申者其外 色々古釘など御座候御かり被下候ハ作り申候と語り 日本へ参り鉄類品々珍し敷者取集参り此度之恩 賞に進可申候と偽(イツワリ)候得ハ島之者共申にハ日本江行何之 よしミに来らん其時我々申候にハ爰にハ紫檀(シタン)黒檀(コクタン) 御座候此木を日本江積参り候得ハ金銀につりかへに 買申候事ニ候得ハ此後商人に相成折々行通ひ致し 可申とたばかり候得ハやさしくも誠とおもひ斧一丁