翻刻
鮒(ふな)のこかし漬(つけ) 十ヲ 鮒(ふな)の糠味噌漬(ぬかみそつけ) 十ウ
大津石場(をゝついしば)の鮒鮓(ふなすし)十一ウ 同 早鮓(はやうし) 十二ヲ
鮠(はへ)の味噌漬(みそつけ) 十二ウ 霰烏賊(あられいか) 十三ヲ
そうめん烏賊(いか) 十三ウ
目録畢
【巻一、一ヲ】
万宝料理秘密箱
花洛 土器堂 著
鳥(とり)之 部(ぶ)
鳥(とり)いろ〳〵仕方(しかた)
一 鴫(しき)か。けんじ鳩(はと)か。大 鶉(うつら)か。鴨(かも)か。是は春ほ初さかな
右 此内(このうち)の鳥(とり)。何(なに)にても。鴨(かも)の料理(りやうり)のごとくにして。右
ほねをよくとり。身(み)の方(ほう)へ。饂飩(うどん)の粉(こ)をふりかけ。
玉子(たまこ)の白味(しろみ)を。すこしぬり身(み)のなき方(ほう)へ。外(ほか)の鳥(とり)
の身(み)を入(い)れ。同しく。うどんの粉(こ)をふりかけ。其上(そのうへ)へ