翻刻
【右丁】
【上段】
心のざうないしやうにて水を
つかいへらしたるうへにこんどの
ことにていよ〳〵しんらうし
てきをへらしじんの
ざうが水はこんな
へつてしまひ大病
となりけるゆへ今は
心のざうもきの
どくにおもい女ぼう
をみるやうにけらい
ながらもかいほうしてやる
〽又心のざうにちい
さくついてゐかざう
にあたらしきといふ新
の字をかきて新ざう
といふざうありこれ
心のざうののゝ字を
ぬきたるものにて
としをへて心のざう
となるとどのか十四けいに
あれどこれはあんまり
ずざんにしてとるにも
たらずそれでもさう
かいてあるからこゝに
いだすけつしてさく
しやのせつなべで
くさきことには
あらず
〽うと〳〵とこんな
大きなゆめがここ
からでるかいたはしい
【左丁】
【上段】
ゆめは五さうのわづらひと
いへるにちかいなくしんの
さううつら〳〵ときの
へるやうなこわい
ゆめはかりみる
大きなぬま
よりくわいの
とろほう
いでゝ
じんの
ざうを
はきて
水を
みんな
しほり
とる
〽いやじんざうに
わたせヱゝ
こゝろこゝ
にあら
されは
みれともゆめなり
くわへともそのわけ
やいをしらすとう
たへり
何か一こう
わからぬしやれ
をいふこゝが
ゆめなり
【右丁】
【中段】
〽かんのさうひいふくろまい日みまいにくるあなたのひねのうちは
わたくしどもづよくそんしておりますたしか
あばらぼねに肴のほねが二本たつておりました
〽ひいかんの二ざう日〽なるほどこれは大きな
【下段】
〽みづからが
むねのうちなら
くわし
こふても
あかりは
なさり
なせぬ
か
【左丁】
【下段】
ゆめかのとうりてたもちつと
大きくみるとおいらはいどころが
ねへ
〽みづからか
むねのうちを
すいりやう
して
たも
〽ひやう人の
ねている内
はあこて
はいお
おはすに
ゐるから
そはで
しんざう
うちはで
はいを
おつてやるなり
〽《割書:それはい 〳〵|それはい〳〵》はいではないむまを
をゝよふた