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【右ページ上段】
是は。《振り仮名:暗-室|アンヒツ|クラキザシキ》に日の光
の《振り仮名:傾|カタムキ|ニシヘマハリタル》たるものを竅(アナ)より
受(ウケ)たるを。《振り仮名:三-稜|サンカク》《振り仮名:硝-子|ビイドロ》に映(ウツ)
し。それを《振り仮名:紙-上|カミ》に写(ウツ)して。
其 現(ケン)じたる色に《振り仮名:度-数|ワリアヒ|モノサシ》の
《振り仮名:限-界|サカヒメ》を記(シルシ)。その《振り仮名:景-線|イロドリ》の《振り仮名:拡|ハヾ|ヒロガリ》
を検(タヾシ)て。音-律の度(ワリアヒ)に《振り仮名:比-較|ヒキアテ》。
《振り仮名:毫-釐|ケスヂホド》の差(タガヒ)なきより。色と
【右ページ下段】
赤
黄深
黄浅
緑
青石
紫
紺
甲
日-光の紙-上に
映(エイ)ずること
かくのごとし
日の映(エイ)ずるに。巾(ハヾ)細(ホソ)き穴(アナ)を穿(アケ)たるなり。
【左ページ】
音(オト)とは《振り仮名:景-線|ヒカゲノサス》より発(オコリ)て。其 原(モト)は同きことを《振り仮名:発-明|ハツメイ》せしなり。
マルチン又云。虹(ニジ)の空(クウ)-中に現(アラハル)るは。猶(ナホ)《振り仮名:三-稜|サンカク》《振り仮名:硝-子|ビイドロ》の諸-色を
現(ゲン)ずるが如く。《振り仮名:沸-泉|タキ)》、《振り仮名:噴-水|フキダスミヅ》に虹(ニジ)のごとき色をてか〳〵現(ゲン)す
ることあるも。皆《振り仮名:太-陽|ヒ》 ̄ノ《振り仮名:光-線|ヒカリ》 ̄ノ《振り仮名:撓-析|クダケ》より出(イデ)て。一-切の物に《振り仮名:自-己|モチマヘ》
の色なきことをも悟(サトル)べし。月火の曇(カサ)のごときも。皆《振り仮名:地-上|チヨリ》昇(タチ)-
陽(ノボルキ)の《振り仮名:融-化|ユウクワ|チリウセ》しがたく。《振り仮名:雰-翳|クモリ》あるより現(アラハル)ものなれば。《振り仮名:陰-雨|アメ》
の候(ウカヾヒ)とすること。その理 此(コヽ)に類(ルイ)せりとなり。智信が此 虹(ニジ)の
現(アラハ)すところの色を視(ミ)て。これを色の原(モト)なりとして。三-色