翻刻!江戸の医療と養生

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養気説 4巻 - 翻刻

養気説 4巻 - ページ 91

ページ: 91

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【右丁】 以て合(アヘ)るものなれば。今⁻日大⁻禄(ロク)を受(ウケ)て。明⁻日は辞(ジ)し去(サリ)。あるひ はその教(ヲシヘ)⁻諭(サトシ)がたきを預(アラカジメ)₋知(シリ)て身(ミ)を退(シリゾ)け。または直(ツヨク)⁻諫(イサメ)て死(シ)を 致(イタ)すも。すべて事の宜(ヨロシキ)まゝに《振り仮名:栽⁻制|トリアツカヒ)》すべきことなれば。名は臣⁻下 なりとも。道を伝(ツタヘ)教(ヲシヘ)を受(ウクル)₋者(モノ)などは。敬(ケイ)⁻礼(レイ)せざるは道にあら ず。故に古はこれに師(シ)の礼(レイ)を取(トリ)て敬(ウヤマ)ひたるものなり。此(カク)の ごとき《振り仮名:差⁻等|シダイ》もあるものゆゑに。聖⁻人も此君⁻臣の間に義といふ 名⁻目をも立(タテ)たまひたるなり。故に有⁻徳の君は。必其 諫(イサメ)を容(イル) るものを怡(ヨロコ)び。其不⁻礼(レイ)を咎(トガ)めずして。却(カヘツ)てこれを称(シヨウ)⁻嘆(タン)して 【左丁】 賞(シヤウ)⁻禄(ロク)などを与(アタ)へ。重(カサネ)て諫(イサム)るやうにする故に。人も服(フク)して信(マコト) を尽(ツク)し。命を拋(ナゲウツ)て奉⁻公するゆゑに。君⁻臣同⁻礼になりて。臣⁻下 を使(ツカフ)こと吾(ワガ)₋手⁻足のごとくになるなり。《振り仮名:昔⁻在|ムカシ》舜(シユン)を大⁻知と称(ホメ)しは。 その人に問(トフ)ことを好(コノミ)て。己(オノレ)を舎(ステ)て人に従(シタガ)ひ。人の悪(アシキ)ことをばな るべきたけ隠(カクシ)て善(ヨキ)ことあるは捨(ステ)おかず。好(コノンデ)察(サツスル)_二邇(チ)⁻言(ゲン)_一といふて。 至(イタツ)て浅(アサク)₋近(チカ)き俗(ゾク)⁻諺(ゲン)などにても。義⁻理はあるものなれば。それ らまてをも察(サツ)し明(アキ)らめて。吾₋心の助(タスケ)とするは。これ智の大 なるものなり。後世も。《振り仮名:中⁻夏|モロコシ》には諫(カン)⁻議(ギ)大(タイ)⁻夫(フ)とて。政⁻事を執(トル)₋者(モノ)