翻刻
【右丁】
へんてこせ■をやきちや屋をかりとうち
にてなあるいしや大というり合をつけ
きてんをぶつちあるくめんをする
口も五もござらぬすかしよせて
せつしやがふゝい■みさん
ざんとでませう
﹁大江山のよるい今は
いしやとなつて
いむゝき道仁と
いふらう
からほど
あつて
イヤ〳〵それは
せぬ事きやつは長さきの
つうじであつたげなからうち
わつていしやのつうじにたのみあいりやうじを
いたせばおたがいにてからもいたし
はかのゆくことりやうだめて
ござる するほと道仁らうある
御もつともでこさる
頓加来(とんちき)■能(こうのお)といふいしや
さじにおぼへありとみへて
もりころさんとひしめく
﹁ひとまつ
あやなしてみませう
﹁■■
道成し
あんする
人げんにて
よも
あらじ
【左丁】
はやりいしやどもきてんが所へしかけてあてがう共まことに
しんわう さまでごさりますありやうみみやくをあてにしては
すかたんをやりますそらひやうこんのやうすおみやくだけ
御くらうながら つうじなとなさつてしたあさりまし
おかげで手からをいたせばれいもつは
はんぶんたきわけいたしませうと
らうかうにてちよ 〳〵らまじくら
あやなしける きてんのせかれ
ゑちに入ていわく おうさソウタ〳〵
そのきでなけれは しよたいはもたれ
ぬわれ〳〵なんど は十九のとし
からつうじはゑて もの
ひやうこんみぬひ て
つうさばをしやう
ならくすりごく
らへきほねもおれず
ずにれいもつ半ぶんぶつ
ちにじるしは
うまいのおや
かた
のみ
こみ
やまたよ
ホウト
こたへ給ふ
﹁道仁は
ふたいがう
しやのいつたやるいんぎんにてをつかね
いつれも
しうちやくに
ぞんじまする