翻刻
【右丁】
一 ちさをからかねなべ【青銅の鍋】にて煮へからす
二 懐妊の婦人に差合
一 兎の肉を喰は声なきいぐらの子を生
一 山羊の肉を喰は子生れて病有亦山■を不可食
一 雉子干魚を喰は子生れて瘡多く出る
一 雉に餅米を喰は子にすんばく【寄生虫】出る
一 萑【薬用植物のオギヵ】を喰酒を飲は子生れて揺乱せしむ
一 亀を喰は子の項みぢかし
一 桑の実鴨子を喰は子さかさまに生る
一 万金丹胡瓜を喰へからす
【左丁】
三 同能薬之事
一 ふぐにゑいたる【酔いたる・中毒】には こばいし【五倍子ヵ】 梅の木の皮又花にて
も煎し可用 白ゑんす しその汁もよし
水ぶき 至宝丹【練薬】 竜脳【香料や薬に用いられる結晶】を以水にひたして用
又方に槐花少炒て乾燕脂と等分に粉にして
水にて可用大に妙也又方に金の消粉湯にたて
可用大に妙也
一 鳥獣の食傷には 黒大豆 赤小豆煎じて用
一 やつめうなきを食てあたりたるにはかにを食て
よし