翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 11

ページ: 11

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「右帖」 へくも働得す柱は弓と吹たわみ 篠を乱たける雨の足当所くぼむ計也 浪は大山のこがすが如く櫓を打越す 汐煙り新艘なれば崩(ヤブレ)れもやらす 材木半捨にけり雨と汐とに身を ひたして手足こゞへて働かれす雷の 音波の音天地も崩るゝ計也烈風 弥火の如く雨を■(ヲカ)せる稲光りは誠に 「左帖」 火の雨の風也燈消へて大ぐれん しやふねつとふかんあびむけん金りん 幸落に今こそ入るとおもへは空にうき 浮きぬ溜みぬ苦しさはいか成る地ご くの責苦でも斯やはあらしと悲み 皆々髻切払ひ命代りと海に入る 八大竜王下男の竜神あまねく神 社に祈願をこめ元の湊かさもな