翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 24

ページ: 24

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「右帖」 皆々夜前衣類は取られ尻切り袷 一ツにて少しも寒さは無身にて浜辺 に■はふかれけれ斯而五ツ頃にもなり けるに又人来りて我々に何角と申事 有り少しも分からさりければ我々より 大ゆびを指出し頭あるやと申ければ合 点行しにや打うなづき又口にゆひを 指込み腹をさすりて喰はぬ故腹が 「左帖」 ひもしいと仕形して見せければ又合点 行しにやうなづき帰りける初め砂の 上に日本人と書て見せければ頭を振つて 知らざるとぞ聞へけり夫ゟ程なく小船 にのり五六人右之浜辺に来りつゝ我等 を小手招き乗れと心得皆々此小船に ぞ乗りけり篭(かご)に入ッたる喰物あり是 をあたへ又大唐米をたきてぞあたへけり