翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 33

ページ: 33

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「右帖」 焼酒を呑ませつゝ食事も麁抹はな かりけり此辺の焼酒は飯の様成る物 をたき瓶に入黒砂糖の水に是をひ たし泡立てて脇上かる泡引て後釜に 入れ甑(こしき)を掛けて煎けり斯而其後暮 行年も久堅の天にも地にも只二人り 淋しき春を迎けり爰に又としの 餅迚餅米の如きに芋を入れ黒砂糖 「左帖」 にて尽く搗合せ平〆にして角に切り年の 始めを祝ひけり年々■はたへまなく 色々咲ける花あり春は格別咲乱れ 匂へる花も多かける孫七幸五郎 両人は幼少の時より天満宮を信心し 梅の守はホロネヲにてばい取られ力(ちから) 無く白く匂へる花を折り底の岩間 に生け置て仮りにも筑前大宰府