翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 34

ページ: 34

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「右帖」 と神号をとなへ奉りける早春も二月 始め又舟をしつらい水主梶取共々都合 拾壱人我々二人都合拾三人又々船に 乗り移り何国に行かと覚束無も 思ひけり南を指して乗り廻り凡 三百余里とかや岡に上り壱里歩行 してイリカ ンハ(ニレ)と云国とかや乱山茂りて里 広□遥に大井見渡り此川はバンジヤ 「左帖」 ラマハシを回り海とぞなりにけり此所の 人の長さ六尺余にして耳長く耳穴有 鍮石(しんちう)の如き物にて右の穴に輪をさげ たり髪は赤ちゞみにて眼の色薄白し 男は裸(はだか)にしてふんどしの上に少し何や らんまどひけり背中胸の模様は雲 龍(りう) 又は獅子の類或は■の如くいかめしき 物を画き豕(ぶた)や羊(ひつし)を養育し他国に出すと