翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 40

ページ: 40

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「右帖」 しほる計り也舟の者共気遣ふて又も 煩ふ事かとて薬よ水よと世話すれば しほれぬ躰して暮しけり行かふ船の 様々にいと珎敷く詠めけり日本 迠(まで)の道 法海上凡二千余里日数も既に四拾二月 しけにも合はす船博行湊と覚敷川口 に舟を入れてんまをおろし三十人の男女を のせ岡の方に上り舟方拾人計有家に 「左帖」 宿を極め町々にぞ分けにけり爰は中 天竺の内にして黒坊(くろす)の国也カビタンといふ 国にしてパンジヤラマワシと云所也いつの頃より 始りけん南京福州山東山西の唐人出 店にしてかり地なり家作りは瓦葺 にして冨家多し町中は板張にて往 来の人土をあゆむ事なし諸国の唐 船出入をあらそひ猶又阿蘭陀か舟も入