翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 41

ページ: 41

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「右帖」 津して甚繁栄の湊なり後ろに乱山 茂りて広く里々に続き前には大川有り 渡り三里あつて甚深かし川上は南天竺ゟ 流れ出て龍砂川の下にして水上は幾千 万里といふ共甚数しらす今現る所の町 家千五百余軒とかや人の形ち奇麗にし て衣類目を覚す計り也孫七船方の 問屋に上り心の内に思ひけるは今迠三千 「左帖」 世界を経廻り浮きかんなんにも身を苦(くる) しめ難儀も様々仕れ共又かゝる目出度 所は世の中に二つとは有間鋪と心の内も たくましく何れ我等も売べしいか成る 所にか売んやと暫く案しけり大方人も 行付け我に来れとつれ行此所も大家と 見へしに入にける我も又跡の方に続て腰掛 居る我が月代もおとろに延ひ髭また