翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 42

ページ: 42

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「右帖」 らに追茂り黒き色にておとかひ細く 眼丸くむき出し家内上下珎敷や思ひ けん皆(みな)暫く詠めけり口をゆかめ抔し て見せければ常に勝手に出ぬ ■【嫡ヵ】婦(よめ) 笑ひかたむく瓔珞(よをらく)は観音様の如く也 斯而主と覚敷人に船の者何角と物 語して我をつれ下台所につれ行ければ 喰事をおたへけり未た籠馴れぬ鳥の 「左帖」 心地して朝な夕なを暮しけり家内 廿七人と見へ主人の名をタイコン官と云妻 をキントンと云歳十八才此春此家に娵入 しとかや老母あり弟ありカンヘン官と云へり 手代の番頭に【横線印】《割書:リウテキ|ヒヤウコウ》の二人にて家内萬を 司とる才判として呉服を商ふ大店なり 外に又下人十三人の内にてアレシモ《割書:ウセリ|カウセン》の三人 は是は遠国黒坊にて朝夕の喰事も