翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 48

ページ: 48

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「右帖」 冬も能し最早九月なれ共気行の 替るとも覚へず九月節句迚町礼も なく家内にもいわへるとも見へず也斯而 又其所の米壱升銭壱文尤二十文銭也 獅子の絵抔有り是高下成る事もあり とかや阿蘭陀走り船の絵有十文銭にて 馬乗の絵あり六拾文銭■の絵有り 銀は七十文に替金銭は皆阿蘭陀ゟ 「左帖」 来る銭也此国毎年粉升丁子を作り毎 年阿蘭陀ゟ入銀して是を買うに丁 子百斤に銀百六拾目程といへり扨又 カバヤといへる鳥の巣(す)此所の山内岸の岩 間に巣を喰ひ随分白くして猿の腰 掛に似たり白き内にも黒き所も有り 燕に似たる鳥也薬種に共成るやらん是 も阿蘭陀ゟ入銀して壱斤に銀八拾目に