翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 49

ページ: 49

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「右帖」 かへ岩間に火を燈し是を取り集ると いへり若又是を猥に取ると急度/禁(いまし)め 被成とかや毎年役人是を改/厳重(げんじう)成る 事共也或年主人が隣家に黒坊の国人 件の巣(す)を盗み取りて爰に売に来りける 折節国の役人町を通り掛け右の売物 をちらと見付け其家に入込扨■■詮 儀に及けり依之様々に偽りけれ共 「左帖」 役人弥手強く吟味するに詮方つきて 件の黒坊の国人役人の帯(たい)せし刀(かたな)をぬき 取り二人の役人の腹を指通し釼を捨て 逃出けり其時孫七は門口に有りしか 何やらんと見ければ男こ壱人うろたへたる 躰にて右の家ゟ逃げ出て山路方へ急 けり其路ゟ壱人/腹(はら)を押へて追掛け しに此門と口にてたをれけり腹(はら)ゟ足(あし)に