翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 53

ページ: 53

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「右帖」 酒売るはちやんめらを吹く醤油酒油 等には鈴(すず)をふり肉物豕羊鶏等は小太鼓 を打つ也皆荷ひ人をつれたり初の程は 分かりかねしが次第に馴れて何は何をなら すと心得て入用次第に呼入けれ此所は黒 坊の借地なれば所の悪者常に来り我 侭なる事多くして町の者共は是に 甚恐れけり常に盗人の事多くして 「左帖」 国主ゟ打捨ててせよ迚家来に至る迠 釼一ふり鉄砲替し置町々ゟ五六人宛 夜々番を勤けり扨又此川内に不思(ふし)儀 なる者こそ住居けり其形ちは絵に 見る龍の如し口びる鼻の当りいかめし く左右は長き髭(ひげ)あり耳長くして龍の 角(つの)なき如き者也手足合而四ツ爪四つ六尋 七尋拾三尋を長とす往来の船を決而