翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 54

ページ: 54

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「右帖」 恐れず又是を殺さず殺せば必(かならず)たゝりを なすといへり此所の人是をホアヤと云春の 頃岡に上り子をそだてるに手丸の如く にして其数三拾六に極る玉子開ひて後 二尋計りに成りて川に入り親是を追 まわる事すさまじく当にうろ〳〵して 居る子は其侭喰ひ殺ろし漸に逃延 し越(を)壱ツ残して是を子となして 「左帖」 大切に養育仕る事類なし此所の気行 暖なれば昼夜下々は川につかりて水を つかひて暑を凌けり川の内に大ひ成る 格子を拵へかごの如くになして其内に 入つて暑を凌ぐ用心也或時夜廻りの番 人暑を凌とて格子の内にて水をあび ける時柱の朽たるを押破り件のホアヤ 格子の内に入る水ゟ上らんとせしを延上りて