翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 68

ページ: 68

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「右帖」 合はず待居たり斯而日数の立けれは 南京の船便り有る由主人ゟ頼みければ 南京の人申けるは御頼被成候人は文 字に通りしやと云文字知らざる由 申けり南京の人申には左様に候得は 今の長髪にては船にのせ被申ずと 坊主にならばと申けり我れ思ひけるは 迚も我国に帰らんに髪おろすも 「左帖」 残多や又此侭に乗行舟も多かる べしと南京の船便は止(や)めけり所になれ し友朋にも頼みけれは阿蘭陀の船 便り有と聞出し主人江斯と告けれは 主人の曰く阿蘭陀は頼み少き者なれ 共是悲とあらば頼んと主人ゟ念頃に 頼まれければ阿蘭陀も心能く受合 ければ時成るかな時来りて阿蘭陀が