翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 79

ページ: 79

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「右帖」 鉄杖の如き三尺余りも有けるにや二人 にて是を挟(さしはさみ)鞭打事七拾棒背中の 色紫になり苦(くる)しみ悲(かな)しむ事牛 の苦(くるしむ)に似たり打止めて薬抔付けけれ共 血とばしり肉破れ終に死す是も海 に打込けり兼而煩ひし三人も追々に 死ければ不残海中え打 込(こみ)けり都合 五人の死人なれ共大勢なれば人滅 「左帖」 せし共見へ侍らず扨又水主の内にも 鍛冶大工桶屋有り仕立屋有つて長 崎出嶋の屋敷にて船を修覆し 諸道具を手人にて調ふとかや常に 檣(ほばしら)の上に遠見を致し先壱番に広(くわら) 東の山を見出し候者に金銭五文 《割書:壱文に|銀拾匁》を御褒美として有りける二番 に琉球(りうきう)の山を見出し候者に十二文の