翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 102

ページ: 102

翻刻

【右頁】 ○若(もし)肩井(けんせい)等(とう)上部(ぜうぶ)に鍼(はり)して暈倒(きとをくたを)れば足(あし)の三 里(り) に鍼(はり)してよし《割書:足の三里図説|前の中風 ̄ニあり》 〖手(ての)三里(さんり)〗《割書:此(この)穴(けつ)は肘(ひじ)の約(よこの)文(すじ)の止(とまり)より手(て)さきの方(かた)へ二寸に点(てん)すべし|是(これ)穴(けつ)なり此所を指頭(ゆびさき)にて按(おせ)ば肉(にく)高(たか)く起(をこる)》                   《割書:三里の穴|》        《割書:腕(てくび)の約(よこ)文(すじ)是(これ)也|》      【手・腕の図】                     《割書:肘(ひじ)の約(よこ)|文(すじ)止(とまり)是也》          《割書:此間を十二半に折(をり)取(とる)べし|》 《割書:此(この)穴(けつ)を挨(とる)には腕(てくび)の約(よこ)文(すじ)より肘(ひぢ)の約(よこの)文(すじ)までの間を藁(わら)にて度(はか)り|十二半に折(をり)一 尺(しやく)二 寸(すん)半(はん)と定(さだめ)て此(この)寸(すん)にて取(とる)べし》 【左頁】   入浴(にうよく)暈倒(うんどう)《割書:湯気(ゆげ)にあたるなり|》 人 湯(ゆ)を浴(あび)て時(とき)を移(うつ)し又は熱(あつ)き湯(ゆ)に入て湯気(ゆげ) に中(あたり)遂(つい)に眩暈(めまひ)して倒(たをれ)仆(ふ)し人事(じんじ)をわきまへず 或は衂血(はなぢ)やまざるあり 〖療法(りやうほふ)〗先 冷水(ひやみず)を其 面(かほ)に噴(ふきか)くべし或は惣身(そうみ)に水を 澆(そゝぎ)かけてもよし其上にて塩水(しほみづ)を飲(のま)しむべし又 酢(す)を一 杯(さかづき)程(ほど)のましめてよし《割書:中巻 衂血(はなぢ)の|条(ぜう)考(かんがう)べし》 【〖 〗は隅付き四角囲み線】