翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 114

ページ: 114

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【右頁】 息(そく)して手足(てあし)厥冷(ひえあかり)或は小 便(べん)清澄(すみ)大便もやはらか に通(つう)し又は泄瀉(せつしや)【左ルビ:はらをくだ】し遂(つい)に吐血(ちをはき)て不正(やまざる)は虚陽(きよいよう)の浮(う) 泛(かみあかり)たるなり血色(ちのいろ)鮮(いろよく)紅(あかき)なり尤(もつとも)大切(たいせつ)の證(せう)なり 〖療法(りやうほふ)〗乾姜(かんきやう)《割書:薬店に|あり》黒(くろ)く炒(いり)末(こ)となし童子(こともの)小便に 調(とゝのへ)服(ふく)す○又方 肉桂(にくけい)《割書:薬店に|あり》一 味(み)末(こ)となし方寸匕(ひとさじ) 許(ばかり)を服(ふく)す○又方 人尿(せうべん)に生姜(せうが)の絞(しぼ)り汁(しる)を入(いれ)和匂(よくまぜ) て服(ふく)す○又方 独参湯(どくじんとう)《割書:方は上巻脱|腸(いよう)の条(ぜう)にあり》にて辰砂(しんしや)《割書:薬|店》 《割書:にあ|り》末(こ)五六分を送(おくり)下(くだす)べし○又方 人参(にんしん)黄茋(わうぎ)《割書:薬|店》 【左頁】 《割書:に|あり》各(おの〳〵)一 匁(もんめ)水(みつ)に煎(せんじ)童子(こどもの)小便(せうべん)を加(くわへ)て頻々(ひたもの)服(ふく)し てよし○又方 手足(てあし)厥逆(ひゆる事)強(つよ)きは参附湯(じんふとう)《割書:方は|中風》 《割書:に出|せり》に伏龍肝(ふくりやうかん)《割書:前に|見ゆ》末(こ)となし服する時(とき)点(くわへいれ)撹(かきたて)用 ゆ最(もつとも)良(よし) 〖実熱吐血(じつねつとけつ)〗吐血(とけつ)口(くち)渇(かはき)て水を飲(のむ)事を好(この)み或は 咽(のんど)痛(いたみ)躁(もかき)煩(さはき)大便(たいべん)䩕(かたく)或は閉(とぢ)て通(つう)ぜず小便の色(いろ)赤(あか) くして熱(あつ)く或は頭痛(づつう)する者は実熱(じつねつ)吐血(とけつ)と するなり 【〖 〗は隅付き四角囲み線】