翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 116

ページ: 116

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【右頁】 焼(やき)に黒(くろ)く焼き阿煎薬(あせんやく)《割書:薬店にあり和|名さるぼう》煆過(やきすこ)【左ルビ:よくやき】し米飲(めしとりゆ) にて服す 〖大怒吐血(たいどとけつ)〗人大に怒(いか)る事ありて後(のち)煩熱(ねつ)を発(はつし) 吐血(とけつ)する者あり或は胸(むね)脇(わき)の次(あたり)痛(いたみ)満(みち)悶(はる)あり 〖療法(りやうはふ)〗南京(なんきんの)《振り仮名:瓷器|やきもの》を砕(くだ)き末(こ)にして皂莢子仁(そうきやうしにん)【左ルビ:さいかちのみ】《割書:薬|店》 《割書:にあり図説|中風に見ゆ》の煎湯(せんじしる)にて二 銭(もんめ)許(ばかり)を服す○又方 青(せい) 黛(たい)《割書:説まへ|にあり》二 匁(もんめ)新汲水(くみたてのみす)に調(ませ)服すべし○又方 童子(どうじ) 小便(せうべん)にて香附子(こうぶし)《割書:薬店にも|あり》の末(こ)を調(まぜ)て服す○又 【左頁】 方 栢葉(このてかしはのは)《割書:薬店にあり|図後にあり》末(こ)となし米飲(めしのとりゆ)にて服(ふく)す 憂(うれへ)恚(いきどうり)煩(もたへ)満(くるしみ)胸中(むねのうち)疼痛(いたみ)ある者に最(もつとも)よし 〖傷酒吐血(せうしゆとけつ)〗酒(さけ)を常(つね)に好(この)む人或は連日(うちつゞき)大飲(おほのみ)をなし 或は甚 酩酊(めいてい)【左ルビ:つよくゑい】して後(のち)大に吐血(とけつ)する者あり 〖療法〗生(なまの)葛根(くづのね)《割書:図説後|にあり》搗(つき)て汁(しる)を取(とり)頓(いちがい)に服(ふく)す立(たちところ)に効(しるし) あり○又方 天南星(てんなんせう)《割書:薬店に|あり》一 両(りやう)剉(きさみ)て豆(まめ)の大(おほい)さの ごとくし爐(いろりの)灰汁(はいのしる)に浸(ひた)し洗(あらひ)焙(あふり)て研末(すりこ)となし毎服(ふくするたひ) に一 銭(もんめ)自然銅(じねんどう)《割書:薬店に|あり》を酒(さけ)にて磨(す)り調(ませ)て服(ふく)す 【〖 〗は隅付き四角囲み線】