翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 127

ページ: 127

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【右頁】 芥(がい)煎(せん)じ服(ふく)すべし○又方 代赫石(たいしやせき)《割書:薬店に|あり》 末(こ)となし 少(すこし)許(ばかり)を舌(したの)上(うへ)に置(をく)べし○又方 《振り仮名:柹渋|かきしぶ》【柿】をのみてよし ○又方 衂血(はなぢ)過多(をびたゝしく)出て昏迷(心うつとりとし)気(き)つかれたるは生(せう)【左ルビ:なま】地(ぢ) 黄(わう)搗(つき)て汁(しる)を取(とり)連(つゞけて)飲(のむ)べし若汁を取て遅(をそく)ば其(その)侭(まゝ) 喫(くら)ひ汁(しる)を呷(すひ)且(そのうへ)其(その)滓(かす)を鼻(はなの)内(うち)へ填(つめ)塞(ふさ)くべし若(もし)生(なまの)地(ぢ) 黄(わう)無(な)き所(ところ)にては薬舗(やくしゆや)の生地黄(せうちわう)を用べし《割書:薬舗に|ある生(せう)》 《割書:地黄(ぢわう)は干(ほし)たる物にてなま|の地黄にはあらず》○衂血(はなじ)多出て元気 脱(たつ) して危(あやう)きは前(まへ)の吐血(とけつ)通理(つうじ)の服(ふく)薬を用ゆべし 【左頁】 ○衂血(はなぢ)多(おほ)く出る(いて)止(やま)ざるは項(つむじの)後(うしろ)髪(かみの)際(はへきは)に灸(きう)すること三 壮(そう) すべし又 上星(じやうせい)に灸(きう)すること七 壮(そう)すべし《割書:二穴下に|図あり》 〖酒後衂血(しゆごじくけつ)【左ルビ:さけののちはなぢ】〗出(いで)て止(やま)ざるは胡椒(こせう)の末(こ)少(すこし)許(ばかり)温酒(かんざけ)に入 撹(かきませ)服(ふく)すべし此 外(ほか)前(まへ)の傷酒吐血(しやうしゆとけつ)の薬用べし 〖入浴衂血(にうよくじくけつ)【左ルビ:ゆにいりはなぢ】〗出(いて)る事あり辰砂(しんしや)《割書:薬店に|あり》の末(こ)一二分 白湯(さゆ) にて服(ふく)すべし紫蘇子(しそのみ)煎(せん)じ服す亦(また)良(よし) 〖撲堕(うちみ)落馬(らくばの)後(のち)衂血(はなち)〗出るは瘀血(わるち)上(かみ)に衝上(つきあくる)故(ゆへ)なり明礬(みやうばん) 一 塊(かたまり)其 侭(まゝ)病人(びやうにん)に嚼(かみ)て飲(のま)すべし 【〖 〗は隅付き四角囲み線】