← 前のページ
ページ 129 / 309
次のページ →
翻刻
【右頁】
〖山梔子(さんしし)〗《割書:和名| くちなし》
《割書:実の状かくのことし|》
【山梔子の実の図】
《割書:山中(さんちう)に多(おほ)し人家(じんか)園(せど)庭(には)|にも亦(また)多(おほ)し樹(き)大(おほい)なるは》
《割書:高(たかさ)一 丈(ぜう)許(ばかり)葉(は)の状(かたち)恒山(こくさき)【「こ」は衍ヵ】に|似(に)て厚(あつ)く両々(ふたつづゝ)相対(あいたい)す》
《割書:四五月の頃 枝頭(ゑだのさき)に|白(しろ)き花(はな)を開(ひらく)弁(はなひら)》【山梔子の花・葉の図】
《割書:厚(あつ)し六出(ろくべん)なり|花(はな)衰(おとろへ)て黄色(きいろ)に》 《割書:秋(あき)に至(いたり)て実(み)熟(じゆく◼[す?])状(かたち)図(づ)のことし| 黄(きに)丹色(あかきいろ)なり五(いつゝ)六(むつ)稜(かど)のある》
《割書:変(へん)ず芬芳(におひ)あり|状(かたち)図(づ)のことし》 《割書:ものあり又 七(なゝつ)八(やつ)稜(かど)のある|ものあり染家(◼[こ?]んや)にて》
《割書:黄色(きいろ)をそめなす|ものなり》
【左頁】
〖白茅(はくぼう)〗《割書: ちかや|和名》
【白茅の図】
《割書: 花を|つばなと言》
《割書:春(はる)芽(め)を出(いだ)す針(はり)のことし|つはなといふ後(のち)に白(しろ)き花(はな)を》
《割書:生(せう)ず葉(は)は薄(すゝき)に似(に)て|小(せう)なり根(ね)花(はな)共(とも)に》
《割書:薬(くすり)に用ゆ処々(しよ〳〵)原(はら)|野(の)に多(おほ)し小児(せうに)》
《割書:好(このん)で玩(もてあそ)ぶもの是(これ)|なり》
〖蓮房(れんぼう)〗 《割書:|はすのみのからなり》
《割書:軸(ぢく)付(つき)より茎(くき)を去(すて)房(から)ばかりを|用(もち)ゆ》
【蓮房の図】
【〖 〗は隅付き四角囲み線】