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【右頁】
蟾酥(せんそ)《割書:薬店に|あり》末(こ)にして紙撚(よりかみ)【左ルビ:こよりかみ】の端(はし)に少(すこし)許(ばかり)を傅(つけ)て
血(ち)出(いづ)る処(ところ)を見定(みさため)按(おし)付(つく)べし立(たちところに)止(やむ)《割書:蟾酥(せんそ)は咽(のんど)に|入(いる)へからず》
凡人 口(くち)より血(ち)出(いで)て吐血(とけつ)か歯衂(しじく)か分(わか)ち難(がたき)は涼水(ひやみづ)
に漱(くちそゝぐ)べし血(ち)頃(しはしのま)止(やむ)は歯衂(しじく)也(なり)止(やま)ざるは吐血(とけつ)也(なり)
〖舌衂(ぜつしく)〗舌(した)より血(ち)出て縷(いとすじ)のことくなるなり
〖療法(りやうほふ)〗大抵(たいてい)前(まへ)に同(おな)じ○又 巴豆(はづ)《割書:薬店に|あり》を研(すり)爛(たゝらし)て
紙(かみ)に圧(をし)碾(きし)り油(あぶら)を取(とり)其 紙(かみ)にて撚子(こより)を作(つく)り燈(ともしひ)を
付(つけ)て吹滅(ふきけし)其 煙(けむり)にて舌(した)の上下(うへした)を熏(ふす)ぶへし自(じ)
【左頁】
然(ねん)と止(やむ)なり
〖歯(は)を抜(ぬ)て血(ち)出(いで)て不止(やまず)〗療法(りやうほふ)歯衂(しじく)に同(をな)じ
〖槐花(くわいくわ)〗《割書:和名ゑにす 今の俗(そく)ゑんじゆと云|大葉(おほば)小葉(こば)の二 種(しゆ)あり葉(は)は皂(さいかち)の葉(は)のことくに|して深緑色(いろこくあおし)木は甚 高(たか)く大(おほい)なるものあり》
《割書:夏(なつ)淡黄色(うすきいろ)の花(はな)を開(ひら)く花の|状(かたち)紅豆(さゝげ)に似(に)て細(こまか)く簇(あつまり)》
《割書:開(ひら)く事 図(づ)のことし此花|を取(とり)て用(もち)ゆべし》
【槐の図の説明】
《割書:花(はな)の図(づ)|》
【槐花の図】
【槐の実の図】
《割書:実(み)の図(づ)|》
《割書:木(き)は器(うつはもの)に作(つくり)て用(やう)をなす者(もの)是(これ)なり|》
【〖 〗は隅付き四角囲み線】