翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 139

ページ: 139

翻刻

【右頁】 〖姫萬両(ひめまんりやう)〗《割書:百両金の一 種(しゆ)倭小(ひきくこふり)【矮の誤ヵ】なるものなり故(ゆへ)に芸家(うへきや)ひめ万両(まんりやう)と呼(よひ)て|盆玩(はちうへ)とす木の状(かたち)全(まつた)く万両のことくにして高さ僅(わづか)に尺にみたす》 《割書:夏(なつ)枝(ゑた)の頭(さき)に小(こまかく)白(しろき)花(はな)|を開き実(み)を結(むすひ)》 《割書:平地木(やぶこふじ)の|実のことく》 《割書:色(いろ)赤(あか)し|四時(しいし)落(おつ)る》  【姫萬両の図】 《割書:ことなし|実を結(むすべ)ば》 《割書:其(その)枝(ゑた)の葉(は)|皆(みな)落(おち)て》 《割書:実(み)ばかり|残(のこ)る此(この)》 《割書:根(ね)を取用ゆ|へし》 【左頁】 〖肺絶(はいぜつ)〗急(きう)に咽喉(のんど)腫(はれ)塞(ふさがり)痰(たん)喉(のんど)に在(あり)て響(ひゞ)き声(こゑ)鼾(いびき)の ことく面色(おもてのいろ)青惨(あおざめ)たるは肺絶(はいぜつ)なり至(いたつ)て危篤(あやうき)なり 〖療法(りやうほふ)〗急(きう)に独参湯(どくじんたう)を濃(こく)煎(せん)じ生姜(せうが)の絞汁(しぼりしる)と竹瀝(ちくれき) 少つゝ加(くはへ)て頻(しきり)に服(ふく)さしむべし若(もし)遅(おそ)きときは 十人(じうにん)に一人(いちにん)も活(いか)すべからず《割書:竹瀝を取る法上|巻中風に出 ̄ス》 【〖 〗は隅付き四角囲み線】