翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 145

ページ: 145

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【右頁】 は瘀血(はるち)とす腹(はら)痛(いたみ)一処(ひとところ)にて他所(ほかのところ)へいつまでも 移(うつら)ず動(うご)かざるは瘀血(はるち)なり 〖療法(りやうほふ)〗芍薬(しやくやく)甘草(かんそう)《割書:二味共に|薬店にあり》を等分(とうぶん)にして煎(せんじ)服(ふく) す○又方 紅花(こうくは)《割書:薬店にあり|べに花なり》を研(すり)て温酒(かんさけ)にて服(ふく)す ○又方 五霊脂(ごれいし)《割書:薬店に|あり》を酒(さけ)或(あるひ)は酢(す)にて服(ふく)す○又方 桃仁(たうにん)《割書:薬店に|あり》二匁 許(ばかり)煎(せん)じ服(ふく)す○又方 桃花(たうくは)【左ルビ:もゝのはな】《割書:干(ほし)たる|もの薬》 《割書:店にあり新しき|を用ゆべし》煎(せん)じ服す次(つぎ)の痰痛(たんつうに)用るも亦(また)よし 〖痰痛(たんつう)〗心(むね)腹(はら)痛(いたみ)て腹(はら)の中(うち)漉々(ぐたら〳〵)【ぐわらヵ】といへる声(こへ)ありて 【左頁】 手(て)脚(あし)寒(ひえ)て痛(いたみ)或は腰(こし)膝(ひさ)背(せなか)脇(わきはら)抽掣(ひきつり)て痛(いたみ)をなす は痰飲(たんいん)にて痛(いたむ)なり 〖療法(りやうほふ)〗礬石(みやうはん)を酢(す)にて煎(せん)じ服(ふく)す○又方 五倍子(ごばいし) 《割書:おはぐろぶしなり|図説 中毒(ちうどく)にあり》炒(いり)焦(こがし)して温酒(かんしゆ)にて服(ふく)す○ 又方 蛤殻(はまくりのから)《割書:図説下に|あり》を煆(やき)て研(すり)末(こ)となし香附子(かうぶし)の 末(こ)を入同く和(まぜ)白湯(さゆ)にて服(ふく)す○又方 白螺殻(はくらかく)《割書:図説|下に》 《割書:あり|》を焼(やき)研(すり)末(こ)となし温酒(かんざけ)にて服(ふく)す 〖食痛(しよくつう)〗飽食(たいしよく)せし其 当日(とうじつ)或は翌日(よくじつ)又二三日 以後(いご) 【〖 〗は隅付き四角囲み線】