翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 147

ページ: 147

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【右頁】 《割書:赤螺(せきら)和名あかにし状(かたち)拳螺(さゞゑ)に|似(に)て尖角(つの)なし紫黒(くろむらさき)なり口(くち)》  赤螺(せきら) 《割書:円(まどか)にして一 方(ほふ)の端(はし)尖(とがり)内(うち)の色(いろ)|赤(あか)し厴(ふた)の色 黒(くろく)して薄(うす)し》 《割書:肉(にく)の頭(かしら)外(そと)黒(くろ)く中(うち)白(しろ)し|尾(お)も拳螺(さゞゑ)に似(にて)蒼黒(あをくろく)》 《割書:腸(はらわた)の味(あじ)辛(から)し四国(しこく)|西国(さいこく)辺(へん)に産(さん)する物は》   【赤螺の図】【長螺の図】 《割書:尖(とがり)し角(つの)あり功用(こうやう)は同し|長螺(てうら)和名ながにし》 《割書:赤螺(せきら)に似(に)て長(なが)く小|なり口(くち)赤(あか)からず状(かたち)図(づ)》 《割書:のことし肉(にく)の味(あし)赤螺(せきら)に|優(まさ)る》            長螺(てうら) 【左頁】    急黄(きふわう) 〖病状(ひやうぜう)〗人 卒然(にはか)に渾身(そうみ)黄色(きいろ)になり心(むね)腹(はら)満(みち)悶(もたへ)て気(いき) 急(つまり)喘息(ぜんそく)する者あり命(いのち)頃刻(しばらく)の間(あいだ)に在(あ)り危殆(あやうき) 病(やまひ)なり 〖療法(りやうほふ)〗瓜蔕(くはてい)《割書:薬店にあり真桑瓜(まくはふり)の蔕(へた)なり|越前(ゑちぜん)より出る味(あぢはひ)苦(にがき)ものよし》末(こ)となし 鼻(はなの)中(うち)へ搐入(ひねりいれ)て黄(きいろの)水出るをよしとす或は丁子(てうじ) 《割書:薬店に|あり》少(すこし)許(ばかり)を加(くはふ)○又方 煖醋(あたゝめたるす)にて瓜蔕末(くはていのこな)四 五分を服すべし即(じきに)吐却(ときやく)すべし吐(と)するをよし 【〖 〗は隅付き四角囲み線】