翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 155

ページ: 155

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【右頁】 脳(のう)《割書:薬店に|あり》少(すこし)許(ばかり)凉水(ひやみづ)によく化(とき)て其水を耳(みゝ)の内(うち) へ滴(したゞり)入(いる)ること二三度すべし痛(いたみ)止(やみ)て後(のち)頭(こうべ)を傾(かたむけ)て 出(いだ)すべし○又方 萊服(だいこん)【萊菔カ】の葉(は)を揉(もみ)て汁(しる)を取(と)り 耳(みゝの)中(うち)へ入べし 【左頁】   舌(した)卒(にはかに)腫(はれ)大(ふくる) 〖病状(びやうでう)〗人 舌(した)卒(にはか)に腫(はれ)大(おほひ)になりて口中(こうちう)に満(みつる)者あり 〖療法(りやうほふ)〗雄(をんの)鶏(にはとり)の冠(とさか)を刺(さし)て血(ち)を取(とり)撚紙(こよりがみ)に浸(ひたし)再(ふたゝび)萆(とう) 麻子(ごまのみ)《割書:薬店にあり図説|急喉痺にあり》の油(あぶら)に蘸(ひたし)燃(もし)薫(ふんぶ)べし○又 方 生(せうの)蒲黄(ほわう)《割書:薬店にもあり図説|金創の条下にあり》を塗(ぬる)べし少(すこし)許(ばかり)乾(かん) 姜(きやう)の末(こ)を加(くは)へ最(もつとも)よし○又方 硼砂(ほふしや)《割書:薬店に|あり》細(こまかに)末(こ) にして切(きり)たる生薑(せうが)につけ舌(した)を徐々(そろ〳〵)揩(する)べし○ 又方 釜底煤(ふていばい)《割書:なべ墨|なり》に塩(しほ)少 許(ばかり)ませ舌(した)に傅(つく)べし 【〖 〗は隅付き四角囲み線】