翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 166

ページ: 166

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【右頁】 待(まつ)べし 〖腹(はら)を斫(きり)て腸(はらはた)出(いで)〗たるは急(きふ)に新汲水(くみたてのみづ)を口(くち)に含(ふくみ) て其人(そのひと)の面(おもて)に噴(ふきかけ)て其 身(み)を噤慄(ぶる〳〵と)せしむべし 腸(はらはた)自(おのづと)入(い)る若(もし)一両度(いちりやうど)噴(ふきかけ)て収(をさま)らざるは幾度(いくたび)も噴(ふきかく) べし腸(はらはた)収(をさまる)を見(み)て止(やむ)べし 〖金瘡(きんそう)身(み)戦(ふるへ)暈絶(きとをくなり)〗人事(にんじ)を知(しら)ざるは熱(あつ)き小便(せうへん)を灌(そゝき) のませてよし童子(どうじ)の小便(せうべん)最(なかんづく)よし○又方 馬(うま) 糞(ふん)の汁(しる)を絞(しぼ)り熱湯(あつきゆ)に和(くは)【左ルビ:まぜ】し用てよし独参湯(どくじんとう)に 【左頁】 和(くは)【左ルビ:まぜ】し用ゆ最(もつとも)よし 〖喉(のんど)を刎(はねきり)たる人(ひと)〗は先(まづ)其人(そのひと)を仰(あほに)臥(ねか)して枕(まくら)を高(たかく) し頭(かしら)面(かほ)まへかぶりにして刀口(きづくち)開(ひら)かざる様(やう)にす べし扨(さて)風(かせ)を避(よけ)衣被(いるい)を葢(おほひ)て煖(あたゝか)にすべし若(もし)呼(いき) 吸(づかひ)に別条(べつぜう)なきは白米(はくまい)一 合(がふ)人参(にんじん)一 銭(もんめ)生姜(せうが)三 片(へぎ) 入(いれ)て粥(かゆ)を焚(たき)其(その)粥(かゆ)の清(うはゆ)を啜(すゝらせ)て元気(けんき)を接(つゞかせ)補(おきなひ)て 医(い)の来(きたる)を竢(まつ)べし 〖刀割(かたなにてきり)斧斫(をのにてきり)夾剪(はさみてきり)鎗(やり)箭(や)一 切(さい)諸(もろ〳〵の)傷瘢(きづ)〗小なるは生半(せうはん) 【〖 〗は隅付き四角囲み線】