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【右頁】
〖蒲黄(ほわう)〗《割書:和名| がま| 又がば》 《割書:茎(くき)葉(は)共に三四尺|に至(いた)る実(み)の長さ|五六寸なり》
《割書:蒲(がま)は水(みず)澤(さわ)の中(うち)に|生(せう)す葉(は)は莞(ふとい)に似(に)|て扁(ひら)し》
【蒲黄の図】
《割書:背(うら)面(おもて)ありて|柔(やわらか)なり状(かたち)図(づ)》
《割書:のことし夏(なつ)茎(くき)|を生(せう)じ穂(ほ)をなす》
《割書:茶褐色(こげちやいろ)にて状(かたち)蝋燭(ろうそく)のことし|此に付(つき)たる黄色(きいろ)なる粉(こ)あり》
《割書:即(すなはち)此(この)草(くさ)の花(はな)なり是(これを)採(とり)用ゆ是 蒲黄(ほわう)なり|》
【左頁】
〖烏賊魚(うぞくぎよ)〗《割書:和名| いか》
《割書:此物 大抵(たいてい)五種(ごしゆ)あり|こぶいか はりいか》
《割書:あをりいか 水いか|するめいか》 【烏賊の図】
《割書:右の内するめいかは|五 島(とう)いかと言 皆(みな)乾(かはかし)》
《割書:て鮝(するめ)となす此(こゝ)に|用(もちゆる)ゆる所(ところ)は骨(ほね)なり》
《割書:骨(ほね)はこぶいか江戸(ゑど)にてまいかと|言 針(はり)いかは頭上(づのうへ)に鍼(はり)あり故名づく》
《割書:此二品共に骨あり用べし其 余(よ)の|三 種(しゆ)骨(ほね)甚 薄(うすく)柔軟(やわらか)にして薬に入す》
【〖 〗は隅付き四角囲み線】