翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 169

ページ: 169

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【右頁】 〖蘿摩(らま)〗《割書:和名|  がゝいも》 《割書:香とり艸|とんぼのち》 《割書:蔓草(つるくさ)なり葉(は)図(づ)のことし大(おほい)なるは|柿(かき)の葉(は)ほどなるものあり相対(あいたい)》 《割書:して生(せう)ず断(きれ)ば白乳(しろきちゝ)出 ̄ス六七月 葉(は)の間(あいだ)に小花(ちいさきはな)を開(ひら)く淡紫色(うすむらさきいろ)なり|十 余(よ)花(くは) ̄ツヽ攅(あつまり)て小(ちいさ)き穂(ほ)をなす別(べつ)に茎(くき)を出(いだし)て実(み)を結(むすふ)長 ̄サ三四寸》 《割書:あり其 殻(から)青紫色(あをむらさきいろ)にて鬆軟(やはらか)にして|痱瘰(いぼ)あり》   【蘿摩の図】       《割書:実(み)の状(かたち)かくのことし|》      《割書:殻(から)の中(うち)に白(しろ)き絨(いと)| あり長 ̄サ一寸》       《割書:許(ばかり)色(いろ)至て| 白(しろ)し》 【左頁】   舌断(ぜつだん)《割書:したをきり|たるなり》 大人(たいじん)小児(せうに)偶(ふと)小刀(こがたな)を含(ふくみ)誤(あやまり)て舌頭(したのさき)を割断(きりたち)己(やがて)【已ヵ】垂(さがり)落(をち) たりともいまだ断(きれ)きらざるは急(きう)に雞子(たまご)の白(しろ) 皮(かわ)を取(とり)舌頭(したのさき)を袋了(つゝみ)乱髪(かみのけ)を燈火(ともしび)のうへにて焼(やき) 灰(はい)となし細(こまかに)研(すり)て末(こ)となし蜂蜜(はちみつ)《割書:薬店に|あり》に和(まぜ) て舌根(したのね)に塗(ぬる)べし如斯(かくのことく)して大抵(たいてい)三日 許(はかり)にし て断口(きれくち)接(つゝくあふ)【つきあふヵ】ものなり 跌(つまつき)仆(たを)れて舌(した)を穿断(きりたち)て血(ち)出(い)で或は不覚(おぼへず)自(みづから)咬(かみ) 【〖 〗は隅付き四角囲み線】