翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 170

ページ: 170

翻刻

【右頁】 傷(やぶり)て血(ち)不止(やまざる)は倶(とも)に鵝翎(とりのはね)を米酢(す)に醮(ひた)【蘸】し頻(ひたもの)に傷処(きづのところ) を刷(はらふ)べし血(ち)自(をのづと)止(やむ)仍(よつて)蒲黄(ほわう)《割書:前に見え|たり》を蜜(みつ)に和(まぜ)て噙(ふく) 化(み)てよし 【左頁】   擦壊(すりこわし) 踢傷(けやぶり)或(あるい)は手足(てあし)或は面(おもて)の皮(かは)肉(にく)を擦壊(すりこはし)たるは青(あを) 木(き)《割書:後に図|あり》の葉(は)を醋(す)にて煮(に)数(すど)沸(わか)し麻油(ごまのあぶら)少(すこし)許(ばかり)を 滴(したゝり)入(いれ)て其(その)葉(は)を取出(とりいだ)し傷(きづの)処(ところ)に貼(はりつ)くべし○又方 皮膠(にかは)《割書:薬店に|あり》を水(みづ)に煮(に)て熔化(とらか)し傷(きづの)処(ところ)に塗(ぬ)る最(もつとも) 妙(みやう)なり婦人(ふじん)嫁(よめいりしまへ)痛(いたむ)に最(もつとも)よし 女子(をなご)誤(あやまり)て陰門(まへ)を擦(すり)て痛(いたま)ば急(きう)に烏賊骨(うぞくこつ)【左ルビ:いかのかう】《割書:図説前|にあり》 を研(すり)細(こまか)にして鶏子(にはとりのたまごの)黄(きみ)にてとき塗(ぬり)てよし