翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 173

ページ: 173

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【右頁】 〖又救打撲昏冒図(またうちみにてきをうしないたるをすくふづ)〗 《割書:腰(こし)をかくるにあらず|立(たち)ながら腰(こし)をかゞめ|て摩(さすり)按(お)すべし》  《割書:臍(ほそ)の下(した)は気海(きかい)の辺(へん)なり|気海(きかい)の穴(けつ)は前(めへ)の陽脱(にやうだつ)【注】の|条(ぜう)に図説(づせつ)あり》  【救う人の図】    【手の図】 《割書:左右(さいう)の手(て)共(とも)に|此(この)所(ところ)に力(ちから)を入(いれ)|て按(おし)あぐべし》                 《割書:此 左右(さいう)の手(て)にて胸(むね)|の方へ推上(おしあぐ)べし》 〖《振り仮名:服薬|のみぐすり》〗堕(をち)撲(うち)て乍(たちまち)気絶(きぜつ)するは右の法(ほふ)を施(ほどこ)し活却(いきふきかへ) して後(のち)熱(あつき)小便(せうべん)を多(おほ)く飲(のます)べし瘀血(をけつ)小便(せうべん)より下(くだ) るなり或(あるひ)は飴糖(あめ)【左ルビ:みつあめ】を熬(せんじつめ)て温酒(かんざけ)に和(まぜ)のませてよし 【左頁】 又よく瘀血(をけつ)を小便(せうべん)より下(くだ)すなり 〖諸(もろ〳〵)閃肭(ひきくじき)閃腰(こしちがへ)打傷(うちみ)并 手足(てあし)損傷(そんざし)〗血(ち)出(いで)ずして痛(いたみ)惟(たゞ) 其(その)処(ところ)の色(いろ)或(あるひ)は青(あをく)或は紫(むらさき)なるは先(まづ)葱(ねぎ)の白根(しろね)を剉(きざみ) 細(こまか)にして炒(いり)熱(あつく)くして其 痛(いたむ)処(ところ)を擦(すり)熨(のし)あたゝめて 急(きふ)に大黄(たいわう)の末(こ)を生姜(せうが)の絞汁(しぼりしる)に調(とゝの)へて敷(つけ)て其人 の酒量(しゆりやう)に随(したがひ)酔(ゑふ)ほど好酒(よきさけ)を飲(のま)しむべし○又方 朔藋(さくてき)又は接骨木(せつこつぼく)《割書:二品ともに|後に図あり》何(いづ)れにても水(みづ)に煎(せん) じ二三 椀(わん)をのみ且(かつ)痛処(いたむところ)を薫洗(たで)てよし○又方 【〖 〗は隅付き四角囲み線】 【注 振り仮名「にやうだつ」の「に」は衍ヵ。40コマ目では「やうだつ」とあり】