翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 174

ページ: 174

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【右頁】 驄馬(あしげむま)の糞(ふん)《割書:驄馬(あしげむま)は地皮(ぢかわ)黒(くろ)くして毛(け)白(しろ)し|月毛(つきげ)とまがふものなり》を温(あつき)湯(ゆ)に 和(まぜ)て痛所(いたむところ)を浸(ひた)し洗(あらふ)べし○又方 蘩縷(はんる)【左ルビ:はこべ】《割書:図説下|にあり》 茎(くき)葉(は)ともに搗(つき)て染屋糊(こんやのり)に和(まぜ)て痛所(いたみしよ)にぬるべし ○又方 楊梅皮(やうばいひ)【左ルビ:やまもゝのかは】《割書:薬店にあり図説|中毒(ちうどく)にあり》末(こ)となし紺屋糊(こんやのり) におしませ痛処(いたみしよ)に塗(ぬりて)てよし○又方 水仙(すいせん)の 根(ね)《割書:人家(じんか)栽(うへ)又は生花(いけはな)にする|冬(ふゆ)花(はな)開(ひら)く草(くさ)なり》擂(すり)て痛所(いたむところ)に塗(ぬる)べし又 せんじ服(ふく)するもよし○又方 老茄子(たねのなすび)の黄(き) 色(いろ)に大(おゝき)なるものを薄(うすく)く切(きり)瓦盆(ほふろく)にて焙(あぶり)細末(さいまつ) 【左頁】 にして二匁 許(ばかり)づゝ酒(さけ)にて服(ふく)す○又方 大豆(たいづ)を 末(こ)にして酒(さけ)にてとき貼(つけ)てよし 〖血(ち)出(いで)ず傷所(いたみしよ)紫色(むらさき)〗なるは瘀血(わるち)心(しん)を衝(つ)き煩(もだへ)悶(くるし)む ことあり先(まづ)童子(こともの)小便(せうべん)を灌(そゝき)与(あた)へ飲(のま)しめ豆腐(とうふ)を 煮(にて)熱(あつ)からしめ其処を熨(むし)て冷(ひえ)ば換(とりかへ)べし紫色(むらさきいろ) 漸(ぜん〴〵)にさめて淡紅(もゝいろ)に変(かはる)を好(よし)とす 〖筋(すじ)骨(ほね)折傷(くぢき)痛(いたみ)甚(つよき)〗は急(きふ)に雄鶏(おんのにはとり)一 隻(は)を捕(とらへ)刀(かたな)を以て刺(さし) て血(ち)を取(とり)酒(さけ)に和(まぜ)て飲(のみて)痛(いたみ)立(たちどころ)に止(やむ) 【〖 〗は隅付き四角囲み線】