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【右頁】
愈(いゆ)るなり
【左頁】
目睛突出(もくせいとつしゆつ)《割書:めのたまとびいづるなり|》
人 極(きはめ)て重(おも)き物(もの)を拏力(むりじから)いだして提挈(ひきさげ)又は他人(た◻[に]ん)
につよく敺(うた)れて一 眼(がん)或は雙眼(りやうがん)ともに突出(とびいづ)
ることあり急(きう)に手巾(てぬぐひ)様(やう)の物(もの)を水(みづ)又つばきに
て湿(うるほ)し《割書:若(も[し])うるほさゞれば眼睛(めだま)粘着(ねばりつき)て|はなれぬものなればなり》其 眼睛(めだま)を盛(うけ)
旋転(ころがし)目系(めのつりいと)の乱(こゝら)ぬ様(やう)にして《割書:眼睛(めだまに)附て糸筋(いとすじ)あり|目系(もくけい)といふ此 系(いと)の》
《割書:入 乱(みたれ)れこゝらぬ様によく|なをして入べきをいふ也》納(おさめ)入(い)るべし扨(さて)猶(なを)又(また)
湿巾(ぬれてぬぐひ)にて其 上(うへ)を裹(つゝみ)住(とゞめ)て三日の間(あいだ)開(ひらく)べからす