翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 184

ページ: 184

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【右頁】 咬(かまれたる)処に覆(おほひ)置(おき)て殻(から)の上(うへ)より艾(もぐさ)にて灸(きう)すへし痛(いたま) ざるに至て止(やむ)○痛(いたみ)強(つよき)は童便(こどものせうべん)に洗(あらひ)て前(まへの)薬(くすり)を用(もちゆ)  凡(おほよそ)人(ひと)に咬(かまれ)たるも亦(また)大(おほい)に害(かい)をなすものなり  病人(びやうにん)は殊(こと)に害(かい)甚(はなはだ)し若(もし)咬(かみ)傷(やふら)れなば速(すみやか)に薬(やく)  理(ぢ)すべし 【左頁】   諸虫咬傷(しよちうかうせう)《割書:もろ〳〵むしにさゝれたるなり|蛇(くちなは)に人(ひと)纏(まとわれ)たるを附(つけ)たり》 〖蜈蚣(むかで)咬傷(かみやぶる)〗鶏蛋(にはとりのたまご)を塗(ぬり)てよし黄(きみ)白(しろみ)共に用(もち)ゆ○ 又方 食蓼葉(りやうりたでのは)を揉(もみ)て汁(しる)を咬処(かみたるところ)に塗(ぬり)てよし○又 方 毒(どく)甚(はなはだ)しく痛(いたみ)腫(はれ)つよきは人(ひと)の糞(ふん)を咬傷(かみやぶり)たる 所へ塗(ぬる)べし○又方 蛞蝓(なめくじ)《割書:図説後|にあり》を取(とり)て傷処(きづのところ)に 貼(つけ)てよし蝸牛(かたつむり)《割書:図説 疔(てう)の|条(ぜう)にあり》を取(とり)て汁(しる)を咬処(かみたるところ)に滴(そゝぎ) 入るゝも亦(また)よし○又方 大蒜(にんにく)を嚼(かみ)て傷処(きづのところ)に塗(ぬる) 小蒜(のびる)《割書:図下巻諸|物入耳に出》亦(また)可(よし)○又方 塩(しほ)を傷処(きつのところ)に傅(つけ)て愈(いゆ)○ 【〖 〗は隅付き四角囲み線】