翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 195

ページ: 195

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【右頁】 〖馬(むま)人(ひと)の陰卵(きんたま)を囓(かん)て脱(ぬけん)とする〗は急(きふ)に推入(おしいれ)烏鶏(くろにはとり) の肝(かん)《割書:図説後に|あり》を取(とり)細(こまか)に剉(きざみ)て傷処(きづのところ)に封(かぶ)せ包(つゝみ)置(おき) 外科(げくは)に請(こゐ)て縫合(ぬいあい)すべし 〖家猪(ぶた)野猪(ゐのしゝ)に囓(かまれ)〗たるは松脂(まつやに)を火(ひ)にて煉(ねり)餅(もち) のごとくして傷処(きづのところ)に貼(はりつけ)べし 〖熊(くま)羆(しくま)爪(つめ)牙(きば)にて傷(やぶ)〗られ毒(どくにて)痛(いたみ)甚(はなはだ)しきは青(あをき)布(ぬの) を焼(やき)て傷処(やぶれたるところ)を薫(ふすぶ)べし毒(どく)自然(じねん)と出(いづ)仍(よつ)而 葛根(くずのね) 《割書:図説吐血の|条にあり》を濃(こく)煮(に)て其 汁(しる)にて洗(あらい)且(そのうへ)乾葛(ほしたるくずの) 【左頁】 根(ね)を末(こ)となし葛根(くすのね)の煮汁(にしる)にて服(ふく)すべし 毎日(まいにち)五次(いつたび)程(ほど)服(ふく)し夜(よる)は一 次(ど)服(ふく)すべし○又方 蔓青(かぶなの)【左ルビ:かぶらな】根(ね)の絞汁(しぼりしる)を多(おほく)服(ふく)してよし○又方 独(いがにひとつ) 顆栗(あるくり)焼(やき)研(すり)て傅(つく)べし○又方 朔藋(ぞくづ)《割書:図説前の攧(うち)|撲(み)に出 ̄ス》 一大把(ひとにぎり)許(ほど)剉(きざみ)て水(みづ)一 升(せう)に漬(ひた)し置(おき)須臾(しばらく)して汁(しる)を 飲(のみ)且(そのうへ)其(その)滓(かす)を傷処(きつのところ)に傅(つく)べし 〖鼠(ねづみ)に咬(かまれ)たる〗は先(まづ)急(きふ)に焔消(ゑんせう)を傷処(きづのところ)に封(ぬり)付(つけ)置 て火(ひ)を点(つくる)ときは火(ひ)を発(はつ)す毒(どく)火(ひ)に隨(つれ)て散(ち)る 【〖 〗は隅付き四角囲み線】