翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 216

ページ: 216

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【右頁】 台(だい)のうへに登(のぼ)りいるべし如斯(かくのことく)して後(のち)縊(くびれたる)人の足(あし) の踏留(ふみとめ)の様子(やうす)を看定(みさだめ)たるうへにて別人(べつのひと)縄(なは)を截断(きりたつ) 《割書:よくきれる利(は)|刀(もの)にて切(きる)べし》べし扨(さて)此(この)縄(なわ)を截(きり)たるとき抱(いだき)たる 人 縊人(くひれたるひと)の臍(ほそ)の次(あたり)に両手(りやうて)を当(あて)かゝへて聢(しか)と抱住(いだきとめ)い て縄(なは)を截断(きりたつ)と一 時(とき)に嗢(うつ)と声(こへ)かけながら腹(はら)を引(ひき) しめ上(うへ)の方(かた)へ抱(かゝへ)たる手(て)にて按挙(おしあぐ)べし《割書:縄(なは)を截(きる)と|腹(はら)を按(おし)あ》 《割書:ぐると一 拍子(ひやうし)にすべし二 段(だん)になりては|あしゝ按挙(おしあぐ)る様(やう)は下の図(づ)を考(かんが)ふべし》此 時(とき)縊人(くびれたるひと)初(はじめ) て息(いき)吹(ふき)かへすものなり此(この)拍子(ひやうし)をはづさぬ様(やう)に 【左頁】 すること専要(せんやう)なり扨(さて)息(いき)吹(ふき)かへしても抱(いだき)たる手(て)をゆる めずやはり聢(しか)と抱住(いだきとめ)ながら縊人(くびれしひと)と倶(とも)に抱人(いだきたるひと)も そつと下(した)に坐(ざ)【左ルビ:すわる】すべし縊人(くひれたるひと)は両足(りやうあし)を踏伸(ふみのば)させてよし 此時 別人(べつのひと)手(て)を添(そへ)て倒(たを)れぬ様に扶(かゝへ)抱(いたき)て代(かは)り合(あい) 初(はじめ)抱(いたき)たる人(ひと)左(ひだり)の手(て)にて縊人(くびれたるひと)の襟(ゑり)をとらへ右(みぎ)の手(て) にて縊人(くびれたるひと)の身柱(ちりけもとの)次(あたり)より七椎(しちのずい)の次(あたり)までを撫(なで)おろ すこと六七 遍(へん)して後(のち)項後(くびすじ)を按捺(ひねりもむ)こと二三 遍(べん)して次(つぎ) に瘂門(ぼんのくぼ)の両傍(りやうはふ)の太筋(ふときすじ)と頭(かしら)の枕骨(まくらぼね)との着(つけ)ぎはの