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【右頁】
処(ところ)をじつと捉定(つかみ)ゐること暫(しばらく)して後背(せなか)の六七 椎(ずい)の
次(あたり)を手掌(てのひら)にてはたと打(うつ)べし《割書:打法(うつほふ)は打(うち)ながら手(て)を|下(しも)の方(かた)へ打(うち)おろすべ》
《割書:し此 意味(ゐみ)なく|打留(うちとめ)てはあしゝ》此時 初(はじめ)て正気(せうき)になる者(もの)なり右
の救法(すくふほふ)五ッの次第(しだい)あり左(さ)に図(づ)あり考(かんがふ)べし○
正気(せうき)付(つき)たる時 肉桂(にくけい)《割書:薬店にあり東(とん)|京(きん)を用ゆべし》を濃(こく)煎(せんじ)含(ふくみ)与(あた)へ
消息(みはからひ)ひて粥清(かゆのうはゆ)【左ルビ:おもゆ】を与(あたへ)飲(のま)しめ喉(のんど)腸(はらはた)を濡(うるをし)てよし
〖縊人(くびれたるひと)を救法(すくふほふの)図(づ)〗㊀《割書:縄(なは)を截(きら)んとせば先ッ下の縊人(くひれたるひと)の足(あし)の下(した)へ|台(だい)をすへたるを見て抱(いたき)きたる人と心を》
《割書:合せ一 拍子(ひやうし)に截(きる)べし○縄(なは)を截(きり)て後(のち)は其(その)まゝ抱(いたき)ながら縊人と共|にすわるべし其(その)次(つき)は左(さ)に図(づ)す》
【左頁】
《割書:此人は縊人(くびれしひと)のうしろへまはりしかと抱(いた)き縄(なは)を|きるとき縊人(くびれしひと)の腹(はら)を引(ひき)しめながら上(うへ)のかたへ| 按(おし)あげてよし》
【縊人を救法の図】
《割書:縊人(くびれしひと)の足(あし)の|下(した)へ如此(かくのことく)台(たい)し|て踏留(ふみとめ)にす|べし》
《割書:抱(いだき)し人の手(て)縊人(くびれしひと)|の臍(ほそ)の上(うへ)に置(おき)て|押(おし)あぐるをよし|とす》
《割書:大抵(たいてい)縊(くびれ)死(し)したる人(ひと)足(あしの)跗(かふ)垂下(たれさが)ら|ざるものは救法(きふほふ)を用て活(いき)るもの|なり垂(たれ)さがりたるものは活(いき)ず|》
《割書:肛門(こうもん)より糞(ふん)もれ出し者亦 活(いき)がたし|》
【〖 〗は隅付き四角囲み線】